しごと室だより 2020.05.16
「山の上しごと室」を始めて、この4月で2年が経過しました。
3年半前、35年勤務した高崎市内の情報処理の会社を定年退職し、翌日から勤めた製造業の会社を1年で退職、3ヶ月失業の後、埼玉県熊谷市のソフトウェア開発の会社に、採用担当として勤めはじめました。
それと、機を一にして個人事業として始めたのが「山の上しごと室」です。
製造業では週4日、そして、現在のソフトウェア開発の会社では週3日勤務。年金も62歳までは2階建部分も受け取れないことから、定年後、フルタイムでの仕事を探しましたが、希望する形での仕事が見つからず、そんな形での勤務になってしまいました。
60過ぎではフルタイムの仕事は見つからない、それならば、複数の仕事でフルタイムにしよう。ということから、副業、ではなくて複業を目指し、自分のできることは何だろうかと考え、ソフトウェア開発を中心とする業務で、それも大規模でなく、おひとりさんでできる規模の仕事をと考え、FileMakerでの開発・ホームページ制作をキーワードとして受注するということを目論み準備し、「山の上しごと室」を始めました。
当初は、知り合いのコワーキングスペースを利用する事も考えましたが、経費はなるべく少なくミニマムスタートでと、自宅を事務所でスタートしました。
朝早く起きて、食卓にパソコンと資料を広げ、朝食前に片づけ、食後また広げて、ある時は、居間で、またある時は日本間でというように、当初は場所を変えながら、自宅での開発作業を行っていました。そして、やっと1年ほど前から、現在の書斎に机一つ分のスペースを確保して、作業を始めました。
現在、多くの方がコロナ対応で在宅勤務を行っていると思います。落ち着いて仕事する場を確保する事の難しさを、感じながらの日々ではないでしょうか。そんな生活から、ようやく解放され、いま、狭いながらも、仕事場を確保して「山の上しごと室」として、窓から庭の草花を眺めながら、鳥のさえずりを聞きながら、パソコンに向かっています。
自宅は、高崎の郊外、観音山丘陵の北斜面にあります。北側の窓からは、近くは高崎市街、そして、赤城・榛名から谷川岳まで望めます。
「山の上しごと室」という名前がぴったりな場所と、気に入っています。